ストレートパーマとヘアカラーはどっちが先?【美容師が教える!くせ毛の方に知ってほしいポイント!!】
皆さんこんにちは!
宇部市 美容院 QUATTRO (クアトロ)
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ガンコなくせ毛に悩む方の救世主《ストレートパーマ》!!
最近では薬剤や技術の進化にともない、ナチュラルなストレートヘアが実現可能になりました。
一昔前のストレートパーマと比較するとダメージも抑えられて、柔らかい毛先も表現可能に♪
そうした流れからストレートパーマを定期的にかける方も多く、それと同時にカラーをやりたいという方も増えています。
でも、やっぱり気になるのは髪へのダメージですよね。
「ストレートもしてカラーもしたら髪が傷んでしまうのではないか…。」
ストレートパーマとヘアカラーをうまく続けていくにはどうしたらいいのでしょうか?
くせ毛にお悩みの方のために、ストレートパーマとカラーについて知っておくべきポイントをお伝えしていけたらと思います!
ストレートをしているとヘアカラーがきれいに染まらない!?
たくさんの方がストレートやカラーをしている中で、結構なムラ染まりになっている方や、毛先が暗い状態になってしまっている方をよく見かけます。
一体なぜこんなことになってしまうのでしょうか??
縮毛矯正をすると髪にカラー剤が浸透しにくくなる!
髪の毛は80%以上がタンパク質からできています。
そのため、ストレートパーマや日々のヘアアイロンの熱によって髪に変化が起こるのです。
タンパク質と熱の関係は卵をイメージするとわかりやすいです。
卵に対して熱を加えることで卵がどんどん固まっていって目玉焼きやゆで卵ができますよね?
それがタンパク質の熱変性という現象です。
このタンパク質の熱変性が起こることでカラー剤の浸透に影響が出るのです。
目玉焼きの表面に醤油をかけることはできても、内側に染み込ませるのはなかなかムズかしいですよね。
ストレートをすると、髪内部のタンパク質が熱により少しずつ固まってしまい、カラー剤の浸透が悪くなります。
そして、髪の変性が起こっている度合いによってカラーの浸透しやすさも変わる。
以上が、ストレートをした髪にカラーをするとムラになりやすい原因です。
ダメージを受けた髪はカラーの発色がムラになってしまう!
ストレートをする人に必ず頭に入れてほしいのが、髪はどうしてもダメージを受けてしまうということ。
ダメージを受けた髪の内部は毛髪内成分の流出により穴が空いてスポンジのようにスカスカになっています。
そのため、ダメージの進んだ髪は水やカラー剤を吸い込み過ぎてしまう傾向があります。
髪が濡れた状態でカラー剤を塗れば水分量が多過ぎてカラー剤が薄まってしまいます。
また、乾いた状態でカラー剤を塗れば健康な髪よりもカラー剤が浸透し過ぎてしまいます。
根元から毛先までのダメージ度合いが違う髪を圴一な色に染めるのは難易度が高い。
ストレートパーマとカラーをどちらもしている髪は場所によってダメージ度合いが全然違うことが多々あります。
そのため、ストレートパーマをしている髪にカラーをするとムラになりやすいのです。
ストレートとカラー、一体どっちを先にやったらいいの?
根元のくせも気になる!でも黒い部分も伸びてきてカラーもしたい。。。
どっちを優先したらいいのかわからない方も多いかと思います。
でも、順番を間違えるとせっかくの施術が効果を発揮できないことも…そんなことは避けたいですよね。
一体どっちを先にやるのが良いのでしょうか??
縮毛矯正を先にするのがオススメ!!
結論から言うと、ストレートを先にするのが良いです。
髪のダメージのことを考えれば、できれば2回に分けて美容室へ行き、その間も一週間以上開けていくことが望ましいです。
カラーやパーマ、ストレート直後の髪の毛はかなりデリケートな状態です。
そんな状態の髪の毛にまた薬剤をつけるとなると、どうしてもダメージは避けられません。
最低一週間ほど開けられればその間に髪の毛は安定し、ダメージもその分少なくなるというわけです。
縮毛矯正を先にした方が良い理由
縮毛矯正をすると、髪色が明るくなったりムラになったりすることがあります。
これには2つの理由があります。
【理由1.縮毛矯正剤がヘアカラーの色素を分解してしまう】
一般的なヘアカラーは酸化染毛剤といって、色の元になる成分を酸化させることで色を発色させています。
ストレート剤はその酸化発色した色素から酸素を奪い取ってしまうのです。
そのため、ストレートの1剤と呼ばれる薬剤を塗るとそこだけが明るく色が抜けたように見えるのです。
分解された色素は毛髪外に流れ出てしまいやすいため、色落ちを早める原因になってしまいます。
【理由2.縮毛矯正剤のアルカリによる褪色】
アルカリ性のストレート剤によってキューティクルが開いてそこから色素が流れ出てしまい、明るくなってしまう例です。
髪はアルカリ性に傾くと表面のキューティクルが開いてしまい、毛髪内の成分が流出しやすくなってしまいます。
弱酸性のストレート剤もありますが、強いクセを伸ばすためにはアルカリ性のストレート剤が必須です。
毛先までカラーをした後に毛先までストレートをしてしまうと、ほとんどカラーした意味がなくなるくらいに落ちてしまうことも。
こういった理由から、希望のカラーで染めるためにはストレートを先にするのがオススメです。
ストレートとカラーは同時にはできないの?
ただでさえ時間が3時間前後もかかるストレートパーマ。時間もかかるし、カラーもするとしたら2回も美容室に行かないといけないなんて…。
忙しくてなかなか美容室へ頻繁に行けないという方も多いですよね。
「ストレートとカラー、同時にできないの?」という疑問をお持ちの方もいると思います。
使っている薬剤、施術者の腕にもよりますが、ストレートとカラーは同時にできます!
ですが、通常のストレートをした直後にカラーを行うということは単純に一日に2度も髪の毛が強い薬剤にさらされるということであり、かなりの髪のダメージを覚悟しなければなりません。
髪のことを考えるならカラーは全体ではなく根元だけの施術にとどめておいた方が良いです。
美容師として、ストレートとカラーの同時施術はおすすめできない、というのが正直なところです。
それでも、「どうしてもストレートとカラーを同時にやりたい!」というかたは絶対にトリートメントを同時に受けるようにしましょう!
いかがでしたでしょうか?
ストレートもカラーも両方したいという方の参考になれば嬉しいです!
皆さまの明日が少しでも楽しくなりますように!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
金光裕昭
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